セフレ、ある男の早期限定サービスの終わりを見る?

久しぶりにドイツさんに会う日のある晩、いつものように彼の家の最寄りの停留所でバスから降りました。いつもならドイツさんが待ってくれているのに、その夜はいませんでした。仕方がないのでLINEを送ると、すぐに返事が返ってきました。

「家で待ってる」

「!!( ̄□ ̄;)」

暑いから来てくれなかったのだろうか・・・とも思ったのですが、どこからともなくやってきた「もう面倒になったのかなぁ?」という妄想がひとり歩きし、この適当に扱われている感というか、放っておかれている感に少し寂しくなってしまった私は、このとき少し嫌な女になってしまいました。

「女性を夜中に一人で歩かせて、ドイツさんは平気なんですね。ちょっと残念です。」

なんだろう・・・送り迎えしてくれなきゃ嫌!、というわけでは全くないのです。寧ろ毎回待っていてくれたことに申し訳なさを感じていた方ですので、ドイツさんが来なかったことは平気なはずなんです。ただこれまで「彼が待っていてくれた」という当たり前だったことがこういう風に当たり前でなくなっていくんだなと思った瞬間、悲しくなってしまったんです。恋愛に限らずその境を見るというのは毎回寂しいもので、少し感情的にLINEを返信してしまいました。大人げないですが、ちょっと拗ねてしまったのです・・・。

こんな小さなことですぐにしゅんと気持ちが沈んでしまう自分が嫌です。大したことでもないのに、ドイツさんに変なLINEを送ってしまった自分も嫌です。勝手に迎えに来てくれるものと思っていた自分も嫌です。男の人にちょっと優しくされたからと、何かを期待してしまう勘違い女な私は、たまにこの気分の高低差というか、物事に左右されて激しく機嫌が変わってしまう自分が嫌になります。

さて、変なLINEを送ってしまって、ちょっとドイツさんの家に行き辛くなってしまった私は、この状態だとまた彼に余計な態度をとってしまいそうな心配もあったので、彼の家に行く前にコンビニに寄ることにしました。飲み物を買って行きたかったのと、目的はスイーツ。私を裏切らない甘いものはいつも私を元気づけてくれます。かといってドイツさんに裏切られたわけでもないのですけどね・・・(^^;)

コンビニスイーツもひと昔前より随分進化しましたね。甘いものを選んでいる時点でストレスがずいぶん軽減された私は、チョコレートとアイスクリームをカゴに入れました。お茶を選んだ後、ついでだからとドイツさんに500ml缶のビールも買っていくことにしました。

コンビニを出て、食べ歩きはあまり良くないのだけれどアイスを頬張りながらドイツさんの家までの帰り道を歩いていると、うろうろしている怪しい人を発見しました。見たことあるような人だなぁと思っていたらドイツさん。彼と目が合うと、ずんずんとすごい勢いで私の方へ向かってきました。それと同時にドイツさんの周りで映画ジョーズのあの有名なBGMが流れているような雰囲気も感じ取ると、ドイツさんが怒っていることに気づきました( ̄□ ̄|||)

「何してたんだ、バカ!」

夜中にひとりで出歩くなよと、ちょっとイラついているドイツさんに、あなたさっき私にひとりで家まで来いと言ったじゃないと、私も少しムッとしてしまいましたが、言い合いをしても仕方がありません。

「ちょっとコンビニに行ってました・・・(- -;)」

「遅くなるならLINE入れろよ」

あぁ・・・ドイツさんよりもアイスを選ぶことに夢中で忘れていたなんて言えない・・・(- -;)

そして始まるドイツさんのお説教。待たせている人に何も知らせないでさらに待たせるとは何事か、悪いと思わないのかと、ドイツさんに指摘されて、また気分が沈んでしまいました。ドイツさんが待っているのに、呑気にアイスを頬張りながら帰るなんて本当にバカでした。アイスで持ち直した気分も一気に底まで落ちて、30歳を過ぎて何て無神経なんだと自分でも呆れました。

「ごめんなさい・・・(- -;)」

そう言うと私に、もういいよとドイツさんは言ってくれましたが、私は海の底にいるようでした。どよーんとして気分が上がらず、ドイツさんといっしょに過ごしても彼に迷惑をかけそうでしたので、今日はこのまま自宅に帰るよと言おうとしたとき、身体に突如強い力が加わったのを感じました。横を向くとドイツさんの胸板があり、がっしりと腕に掴まれていて、私はドイツさんの方へグイっと体を引き寄せられていたのです。ドイツさんの体温を感じて暑いから放してほしいと思いましたが、少しドキッともしてしまいました。しかしそれがちょっと急だったもので、ドイツさんという壁に勢いよくぶつかってしまったことにより、小さなハプニングも起きてしまいました。

「あのー、ごめんねドイツさん・・・アイスつけちゃった(^^;)」

「・・・(-_-メ)」

ひとり暮らしの洗濯事情、大変ですよね。私も故意にではないのですよ。ドイツさんのシャツを汚してしまったことに悪いと思いながらも、怒られてしまいましたが心配もしてくれたドイツさんに身体を寄せられて、彼とピタッとくっついているこの状況に私は嬉しくなりました。

「帰るぞ」

「はい(^^)」

機嫌がすぐに180度変わるのも、たまには良いものですね(^^;)

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