彼とさよなら、失恋から抱きしめてもらった日

彼にさよならを言われました。こんなにも呆気なく、そして悲しい終わり方になるなんて想像もしていませんでした。「しばらくひとりになりたい」と言って、またぱったりと連絡が途絶えていた彼からメールが来たのが午後5時過ぎ。なんとなく予想はしていたとおり、彼の選択は私とは別のものでした。それは致し方ありません。彼がそう決めたのであればしょうがないのですが、何が悲しいって・・・

「別れよう。もう決めたんだ。僕にはこうするしかないんだ、ごめん。」

彼がただそう言い残して逃げるようにして去ってしまったことです。メールに気づいて返信しようとした頃には時すでに遅し、ブロックされていました。こんなのが結末なんですか?まさか最後のさよならも言わせてもらえないとは・・・。別れを切り出すのは大変なことだと思います。精神的にも落ち着かないのかもしれません。すぐにつながりを切ってしまいたいというのは分かるような気もしますが、彼の行動はこちらからすれば勝手極まりなく、今までの彼の言動の全てが台無しになってしまったような気さえしました。

物事をたった1~3クリックでなかったことにできる今の時代は、去る者にすればとても便利な時代です。でも残された者は気持ちのやり場がありません。ただ別れが辛くて逃げだしたのか、彼の悩みのせいなのか、若しくは私のことなどもうどうでもよくなってしまったのか、「僕にはこうするしかない」と思う理由は何だったのでしょうか。

あの簡単な文面だけでは理解しようとしても難しく、それをすることも全く意味がありません。彼に告げられたことだけが現実です。私たちはもう終わりだということです。終わったんです。彼はもういないのです。フラれて彼にその場に置いてきぼりにされた私は、故意に連絡を絶たれたことに怒るにも怒れず泣くにも泣けず、正直どうすれば良いのかわかりませんでした。

ただ幸いなことに、私にはこの時、ある人がいてくれました。

フラれたその日の夜のこと

いつもならフラられた後は落胆して、泣いて、ほとんど何もできないほど落ち込んでしまうのですが、今回はある人のおかげでいつもの自分を保っていられています。少し前の記事で取り上げましたが、時々構ってもらっているドイツさん。(関連記事:ドイツな休日)イタリア人の彼からさよならのメールを貰った時、丁度ドイツさんからもLINEが来ていたので、彼と上手く行かなかったことと、どうすれば早く立ち直ることができるかの助言をもらおうと返信しました。するとドイツさんが、「今から来い」と言うのです。

「もう夜だし、今から行くと深夜前になるよ?」

「いいから今から俺のところに来い」

相変わらずのドイツさん節。正直この夜は一人でいたくはありませんでした。男性のお宅へ夜中に伺うなんて軽率な気もしましたが、いろいろからかわれていてもドイツさんだし大丈夫だろうと、私はドイツさんの家に向かうバスに乗りました。

待っていてくれたドイツさん

ドイツさんの家の近くのバス停で降りると、ドイツさんが待っていました。街灯はありましたが、辺りは真っ暗。ドイツさんに案内されながら、彼の少し後ろについて歩きだしました。静かすぎてドイツさんの家に着くまでの間、妙に緊張しました。

初めて来たドイツさんのマンション。インテリ感漂うお宅に着くと、お茶を入れてくれました。温かいお茶にホッとして、いつもより身に沁みました。

「ずっと待ってばかりで辛かっただろう」

ピンポイントに突いてきます。その言葉で糸が切れたように、泣きまいとしても勝手に涙が出てきてしまいました。これまで我慢していたものが一気に私から出ていきました。本当に、ずっと待ってばかりだった日々。ドイツさんは泣きたきゃ泣けと言わんばかりに私を抱きしめてくれました。暫くご無沙汰だった男性のこの感じ。大人の包容力です。いつも私をからかってばかりいるドイツさんもこの時はただ静かに側にいてくれました。

この夜のことは、一生ドイツさんに感謝すると思います。本当ならこれから何か月も引きずってしまうことだったでだろうイタリア人の彼のことですが、きれいさっぱりとまではいきませんが、これまでのように失恋の度に経験していた喪失感が今回はほとんどありません。ドイツさんのおかげなのかなと思います。彼のことは大好きだったのに、その恋が終わったのにこんなに晴れやかでいいものなのか・・・。そして彼じゃない男性と朝までただ寄り添って眠ったことも初めてのことであります。今回の遠距離恋愛ではイタリア人の彼と離れ離れの期間が長かったので、抱きしめられているときの人の温もりや心地よさをずいぶんと忘れていたように思います。ドイツさんは私の彼氏ではありませんが、側に人がいるってやっぱりいいなぁと改めて感じました。

これにて私の一幕は早々と終わってしまいましたが、イタリアは大好きなので、引き続きブログを更新していければと思っております。

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